
カーペットのテクスチャーと繊維
カーペットのデザインとなる表面のテクスチャーは下記のように別れます。
【カットタイプ】
- プラッシュ
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最も一般的なカットパイル。パイル長で5〜10mmまで
- サキソニー
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ヒートセットされた撚糸をパイル糸に使い、パネル糸が15mm前後のカットタイプで1本1本のパイル糸の先端に撚りが戻らないようにセットされている。ペンシルポイントとも呼ばれ、弾力性に富み豪華な感じを与える。
- ジャギー
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太めのパイル糸を用い、パイル長25〜50mm程度の密度を低く打込んだもの。装飾性が高く、歩行量の多い場所には向いていませんが、壁掛けにも使われる。
【ループタイプ】
- レベルループ
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高さの均一なループを密に打込んだもの。適度の硬さと滑らかさがあるので歩行性の多い場所に付いている。
- マルチレベルループ
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パイル長に高低をつけたり、太細いを用いたり、ループそのものに変化をもたせたもの。「ハイ・アンド・ロー」とも呼ばれる。
【カット・アンド・ループタイプ】
パイル糸をカットとループで構成したもの
【カーペットに使われる繊維の特徴】
- 1)ウール(毛)
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親水栓にすぐれていて調湿性があり、手触り、染色性もよく、保湿性があって燃えにくいですが、虫やカビに侵されやすい欠点があり擦切れ強さも劣る。
- 2)アクリル
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ウールの長所を取り入れ、欠点をなくすように作られた合成繊維。特に耐薬品性があり、虫やカビに使われにくく、染色の鮮明さ、堅牢度も優れている。欠点は毛羽立つことと、火、熱に弱いこと。
- 3)ナイロン
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擦切れ強さが他の繊維に比べて格段に優れている。叉、へたりにくく、薬品、油、虫、カビの害を受けない。欠点は紫外線にあたると黄変することと、静電気を帯びやすく、吸湿性がないこと。
- 4)ポリエステル
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摩擦に強くて、しわになりにくく、水に濡れても強さが変わらず、太陽光によっても脆化しません。合成繊維の中では最も熱に強く、虫やカビにも侵されません。欠点はアクリル、ナイロンに比べると染色性に劣ることと、静電気を帯びやすいこと、吸湿性がない事です。
- 5)ポリプロピレン
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合成繊維の中で最も比重が軽く、酸、アルカリなどの化学薬品に強く虫やカビにも侵されない。染料となじまず、鮮明性にも乏しいですが、堅牢性に優れている。弾力性に乏しく、固い感触をもっている。
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