インテリアの木材(2)
インテリアの木の説明
【木の乾燥】
伐採されたばかりの木材は、たくさんの水分を含んでおり、大気中の温度や湿度の変化などによって、含水率は変化してこの変化に伴って膨張や収縮がおきます。このような変化は木材の大きな欠点です。
しかし、木材を乾燥させる事によって、重量を減らし強度を増大させ、加工後の変形を防止することが可能になります。さらに、木材は乾燥することによって、加工しやすくなり、害虫の防止や腐食の防止にもつながり、薬剤、塗料の効果も上がります。
【樹心の有無】
- 心持材
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角材で樹心を持つ物を心持材といいます。強度、耐久性がよく構造材に用いられています。
- 心去材
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角材で樹心のないものを心去材といいます。外国産の木材で製材したものがほとんどである。
【木裏と木表】
- 木裏
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板材の樹心に近い方が木裏
- 木表
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板材の樹皮の近い方が木表
【木材の欠点】
- 丸み 断面の角に丸みがあるのも
- 曲り・それ
- 割れ 心割れ、ひ割れ(小口割れとはだ割れがある)
- 節 生き節、死に節、抜き節(無節、上小節、小節)
- その他 虫食、やにつぼ、腐れ、シミなど
【木材の保存方法】
木材は温度、湿度、空気、養分の腐朽の4要素が満たされると変色、重量減少、強度低下を伴った腐朽が始まります。
- 防止方法
- 日光直射法
- 水中侵漬法
- 表面被膜法
- 薬剤処理法
木材は燃焼に対する保存法を考えなくてはならない。木造建築物では、260℃を火災危険温度と規定しています。しかし、木材がこの温度で引火し火災時には1000℃を超える温度になります。そのために、不燃性の塗料を塗ったりして燃えにくくすることが必要となってきます。
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