
色温度と照明の演色性
【色温度】
一般照明光源の光色は、ふつう色温度で表され、単位はK(ケルビン)が使われます。光の色には白色光と色光があり、色光とは、ネオンサインの赤色や道路に用いられているオレンジ色のナトリウム灯のような単色光のものを言います。
一般住宅で用いられている白色光にも、赤味や青味の強いものまでと幅広くあります。電球のような赤っぽい光ほど色温度は低く、青空の空のように青白い光は色温度が高くなります。
【演色性】
白熱灯(電球)や蛍光灯で照らされた対象物はその光によって見え方、感じ方が変わってきます。白熱灯(電球)で照らされた赤い色は鮮やかにみえますが、蛍光灯(白色)で照らしますとくすんだ赤に見えてしまいます。このような見え方を演色性と言います。
演色評価指数というものがあり、ランプの演色性(色の見え方の忠実さ)が基準光源と合っている程度を表す数値のことになり、これの式はJISで定められております。
演色性が良いほど数値が高くなり、基準光源と同じ時は評価数が100となります。
また、人の顔色などは、ほかの一般的な色彩より遥かに重要な意味をもっており、健康状態を知るもの、テレビの色調整も顔色がポイントとなってきます。
【平均演色評価数(Ra)】
多くの物体色に対する平均的な演色性を表すもので、これは、多くの物体色の代表色として、
8種類の試験色を用いて、基準光源と試料光源による色差の平均値より求めます。
【特殊演色評価数】
特定の物体色に対する演色性を表すもので、試験色として彩度の高い赤 (R9)、黄色(R10)、
緑(R11)、青(R12)の純色と、西洋人の肌色(R13)、木の葉の色(R14)、日本人の
肌色(R15)を演出が問題となる主な物体色の代表としています。
Proudly powered by WordPress
