
ロココ様式
インテリアの歴史のロココ様式とは
【ロココ様式】
18世紀のフランス、ルイ15世の時代に装飾を中心とした新しいロココ様式が生まれる。バロックの動的で男性的な美しさに比べ、この様式は優雅で女性的曲線的なイメージを持つ。
ロココとは、ベルサイユ宮殿の庭園を飾った貝殻模様の人口大理石のロカイユと言う名称にもとづいている。

【ルイ15世様式】
ロココ様式は、自由奔放で享楽的な生活をのぞんだ貴族達にふさわしく優美で洗練されたスタイルを持っている。上流社会の生活の場も婦人中心のサロンに移り、家具もそれに合わせて小ぶりで使いやすいものが求められ、家具の種類も豊富になり中国趣味(シノワズリー)の家具も好まれした。
- 椅子
- 座や背がゴブラン織りのアームチェアー フォトゥーユ
- 安楽椅子 ベルジェール
- 長椅子 カナペ
※座り心地の良さを持ち合わせた完成度の高い椅子
- 家具
- 引き出しの付いた小タンス コモド
- 壁ぎわに置き花や胸像などを置く ベルデェール
※その脚部は常にガブリオール・レッグと言う優雅な曲線を持った猫足が使われた。
- 材料
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黒檀やウォールナットが使われ、寄木細工、象嵌、漆喰塗り金箔押しなど多彩な表現が用いられる。

【ルイ16世様式】
この様式は古典的なスタイルが基調となっています。シンメトリーで古典的もチーフがあしられ、家具の表面装飾は彫刻より寄木細工が好まれ、脚は溝彫り(フルーティング)を施された先細りの直線脚になります。
イギリス
18世紀初め、アン女王治下のイギリスは、クイーン・アン様式と言われるフランスロココの影響を受けたガブリオール・レッグの家具が多く作られる。
- クゥイーン・アン様式
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花瓶形にくり抜かれた背板、基部のふくらんだガブリオール・レッグにつま先が兎脚の優雅な形を持ち、今もなお多くの人に愛されています。
アン女王の後のジョージ王朝の建築様式はジョージアンと呼ば
れています。期間が長いのでスタイルも幅広く、大まかに言えば前半はクイーン・アン風(ロココ風)、後半は新古典主義の影響を受けたスタイルです。チャペンデール様式
初期はロココ風に始まり、ゴシック風、中国風と幅広いスタイルの家具を発表。中でもリボンバックのものや中国風のデザインものが有名。
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